第31回全日本DM大賞「銅賞」「審査員特別賞クリエイティブ部門」をいただきました

銅賞受賞パネル

毎月一回、ホームセンターのバイヤーさんや店員さん向けに和気産業さんが発行しているDIYの情報誌、「いいものマガジン」のデザインやディレクションをさせていただいています。

なんと、その「いいものマガジン」が日本最大級のダイレクトメール広告賞である全日本DM大賞の銅賞に選ばれました!!
また、その場でサプライズ的に発表された審査員特別賞クリエイティブ部門にも選ばれました!!W受賞すごい:(;゙゚’ω゚’):

3月3日、贈賞式に参加させていただいたので、その報告です。

こちらは全日本DM大賞公式Facebookページの投稿。緊張して顔が引きつる私…。

全員出席できなかったのですが、いいものマガジンチームでパチリ
全員出席できなかったのですが、いいものマガジンチームでパチリ

いいものマガジンについて詳しくは、先にブログを書いてくださった、一緒にデザインを担当している角田綾佳さんのブログをぜひご覧ください。

デザインを担当している「いいものマガジン」が全日本DM大賞銅賞&審査員特別賞を受賞しました

いいものマガジンと私の関わり

いいものマガジンはもともと社内で社員の方が作られていました。
私は以前和気産業さんに派遣社員としてお世話になっており、いいものマガジンの内容っておもしろいな、目の付け所いいよね、とひとりの読者として楽しんでいました。

やはりデザインが主な仕事ではない社員さんにとってたいへんな作業であることや、せっかくのコンテンツをもっとうまく見せたいということからリニューアルをされることになりました。

リニューアルにあたり、和気産業さんで働いていた経験もあり、その後ブログサイトも作成させていただいたりと外部からも引き続き関わりを持っていた私にご相談をいただきました。

私はウェブを担当していましたので、いいものマガジンのデザインはどなたかを「紹介」することがミッション。
そこで、ズバ抜けたデザイン力にイラストも描けるデザイナーさんの角田さんしかいないと思い、お願いして承諾いただきました。
ものすごくホッとしたことを覚えています(笑)

スタート時いいものマガジンはまだ4ページ。私は会議に参加して意見を言ったりするディレクション担当のような立場だったのですが、8ページに増ページするにあたりデザインも担当することになり今に至ります。

どんなふうにつくっているのか

編集長である鈴木さんがよく聞かれるそうですが、返答に困るそうです(笑)
いやぁもうそれはみんなでワイワイ気になることを話しているだけで…。

いいものマガジンには「これいいな」とか、「すごい!こんなの絶対バイヤーさんも店員さんも知らないよね」とか、私たちがビビッときたことしか載せていません。

素人ながら、いや素人だからこそどうしてかなと気になったことや、わからないことを深掘りしていきます。

そんな感じで和気産業の河田さん(DIYアドバイザーでいいものマガジンチームの黒一点)やメーカーさんにおうかがいしながら、毎月のテーマの流れを話し合って決めています。

チームの力はすごい!

私が担当しているページは4〜7ページ。

4、5ページは「マニアックDIY」というバイヤーさんや店員さんもあまり知らないようなことを追求していくコーナーになっています。

マニアックDIYの手書きラフと完成
マニアックDIYの手書きラフと完成

内容が難しくなりがちで、読み物要素の強いコンテンツ。
毎回文章を書いてくださるのは株式会社グリーゼの坂田さん(フリーでもお仕事されています)。
難しい内容もわかりやすく、適切な長さにして原稿をくださいます。
デザインの流れ的に原稿をもう少し変えたいと思ったときも、相談すると何パターンかアイデアをいただけたり、本当に助かります。

また、難しい内容をわかりやすくしてくれるだけでなく、楽しくしてくれるイラストを描いていただいているのはフリーのデザイナー・イラストレーターの津村さんです。
マニアックDIYコーナーおなじみの「Mr.DIY」のキャラクターも津村さんが生み出してくれました!

クールな彼の発言は実は私が考えています(笑)
クールな彼の発言は実は私が生み出しています(笑)

写真がない、写真だと伝わらない、さまざまな厳しい状況(笑)を助けていただいています。

1、8ページと2、3ページの角田さん担当ページも、レポーター池村さんのセンスがキラリと輝き、和気産業さんの社員さんのエピソードがあったりと、クライアントである和気産業さんと制作部隊が一丸となって取り組んでいます。

私が気をつけていること

制作前には、わからないことや疑問に思ったことは遠慮なしにガンガン質問します。
自分が疑問に思うことは誰かも疑問に思う可能性が高いし、それにデザインする際にボンヤリとした理解で進められるほどカンタンではありません。

ライターさんからいただいた文章中にも、自分が会議で聞いていたことと少しズレがあるかな?と思ったら確認するようにしています。
いちいちうるさいと思いますが一緒にすり合わせしていただいてとても助かります…。

デザイン的な工夫としては、できるだけ文章の羅列を避けること。
マニアックDIYは読み物要素が強く、どうしても文章中心になってしまう傾向があるのですが、なるだけ文章を読み続けなければいけない状況を避けるよう心がけています。

定番ですが、文章から抜き出して箇条書きにできるところはやってみたり、吹き出しにして効果音のように使ったりです。

いいものマガジン工夫例1
吹き出しにしてさらにちょっとしたあしらいを加えたり
いいものマガジン工夫例2
文章の羅列は見出しと箇条書きを作り見やすく

ということで「マニアックDIY」は一般の方が見てもうだうだ~っとうんちくが書いてあるだけのものではなく、興味深いと思っていただけるように工夫しているつもりです。
6、7ページも豆知識にこぼれ話など、フムフムという内容になっていますのでぜひご覧ください。

いいものマガジンアーカイブ

これからも楽しみにしていただける「いいものマガジン」をつくります

ホームセンターの店員さんやバイヤーさんから嬉しいお言葉をいただくたび、「もっと役に立つ」「見ていて楽しい」いいものマガジンにしようとチーム全員がんばってきました。
今回客観的に賞として評価をいただき、すごく嬉しかったしほっとしました!

和気産業さんは「発信」をとても大事にされている会社さんです。
また社員さんひとりひとりの力がすごい!
私たち外部の制作者はみなさんに伝わるようにわかりやすくすることをお手伝いしているだけです。
これからも和気産業さんの発信を支え、また紙面が届いたみなさまには楽しんでいただけるように制作を続けていきたいと思います。

また現在のブログが形を変え、ブログだけではない和気産業の発信ポータルサイトを作成しています。4月くらいにお披露目できるかと思いますのでそちらもお楽しみに!

この記事を書いた人

土居安佳里

大阪府柏原生まれの柏原育ち。一児の母です。
元パティシェでスイーツはつくるのも食べるのも大好き。
温もりのある女性らしいデザインを得意としています。
Webサイトはデザインだけでなく、コンテンツ(中身)が一番大事。
お客様と一緒に悩み相談し、満足していただけるサイトをつくっていきたいと思っています。
写真教室に通い、撮影の腕を磨き中!